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遺書
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いしょ
ふりがな文庫
“
遺書
(
いしょ
)” の例文
と言うのはその秋の
彼岸
(
ひがん
)
の
中日
(
ちゅうにち
)
、萩野半之丞は「青ペン」のお松に一通の
遺書
(
いしょ
)
を残したまま、突然
風変
(
ふうがわ
)
りの自殺をしたのです。
温泉だより
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
十一日に貯金の全部百二十円を銀行から引出し、同店員で
従兄
(
いとこ
)
に当る若者
宛
(
あて
)
の
遺書
(
いしょ
)
を
認
(
したた
)
め、己がデスクの
抽斗
(
ひきだし
)
に入れた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
(下略)道余録は
乃
(
すなわ
)
ち
程氏
(
ていし
)
遺書
(
いしょ
)
の中の仏道を論ずるもの二十八条、朱子語録の中の同二十一条を
目
(
もく
)
して、極めて
謬誕
(
びょうたん
)
なりと
為
(
な
)
し、条を
逐
(
お
)
い理に拠って一々
剖柝
(
ぼうせき
)
せるものなり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
年景は、自分にあてた山吹の
遺書
(
いしょ
)
をひらいていたが、それは
呪
(
のろ
)
いの文字にみちていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“
余
(
よ
)
は
当分
(
とうぶん
)
失踪する。これは
遺書
(
いしょ
)
である。ドクトル金”
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
門田虎三郎の
遺書
(
いしょ
)
だった。
時計屋敷の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“遺書”の意味
《名詞》
遺 書(いしょ)
死後の事を考え、死ぬ前に書いた書面。
(出典:Wiktionary)
“遺書”の解説
遺書(いしょ)とは、死後のために書きのこした文書のことで、かきおき、遺言状とも言う。「ゆいしょ」「ゆいじょ」とも。英語では死につつある者が書き残す書面をwill、testament、farewell note、自殺する者が書き残す書面をsuicide noteあるいはsuicide letterと区別する。後者の場合「自殺メモ」と邦訳することがある。
(出典:Wikipedia)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏
遺児