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過
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あやまり
祝酒とは云いながら屠蘇を勧めたは
私が悪かった、又酔っておる者に大切な物を
持して帰し、殊に
夜中なり、何うも私が
過だ
いとほしさに三日四日は過しぬれど、
何地の人ともさだかならぬに、
主も思ひがけぬ
過し出でて、ここち
惑ひ侍りぬといふ。
余り立派で、貫一は恥入つた! 宮、俺は
面目無い! これまでの精神とは知らずに
見殺に為たのは残念だつた! 俺が
過だ! 宮、赦してくれよ!
可いか、宮、可いか。
さる方にて計らず一人の美き女に逢ひ候処、
彼の錦をば
華かに着飾り、先の持主とも知らず貧き女の前にて
散々ひけらかし候上に、恥まで与へ候を、
彼女は其身の
過と
諦め候て