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這
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ぼ
ふりがな文庫
“
這
(
ぼ
)” の例文
いつか、杖も
柄香炉
(
えこうろ
)
も、手になかった。
生命
(
いのち
)
一つを大事に、よろ
這
(
ぼ
)
い歩くのが、やっとであった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あげくの果て、着ている物まで野盗に襲われてはぎ取られてしまい、よろ
這
(
ぼ
)
う如く十幾日かを逃げあるいていたが、顧みるといつか自分のそばには、もう甥の
袁胤
(
えんいん
)
ひとりしか残っていなかった。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
よろ
這
(
ぼ
)
うて、一つの
巌頭
(
がんとう
)
へ取ッついた。そして、下をのぞいたが——そのとき、かなたの岸から、石切り男の一群が、瀬の岩から岩を跳び渡って来るのが見えた。盛遠は、パッと、すぐ逃げた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まだまだ
落人
(
おちゅうど
)
も通ろう。怪我人もよろ
這
(
ぼ
)
うて通ろう。門を閉じておいては、それらの衆が気づかずに過ぎてしまう。——
容
(
い
)
れる場所がなかったら
薬
(
くすり
)
干
(
ほ
)
し
場
(
ば
)
へも
莚
(
むしろ
)
をしいて、はいれる限りお
容
(
い
)
れせい
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
這
漢検準1級
部首:⾡
11画
“這”を含む語句
這入
這出
這々
這般
四這
腹這
這奴
這上
出這入
這込
這個
這箇
這裏
横這
這入込
這奴等
這麽
夜這
御這入
這廻
...