トップ
>
辯解
>
いひわけ
ふりがな文庫
“
辯解
(
いひわけ
)” の例文
新字:
弁解
こんな人通りのない路地の奧へ入つて、何うして
櫛
(
くし
)
なんか死體の側へ置いたか、その
辯解
(
いひわけ
)
さへ立てば、お靜の疑ひはすぐ晴れます
銭形平次捕物控:024 平次女難
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
以て
訴訟
(
うつたへ
)
にはなり難し何か
工夫
(
くふう
)
の
有
(
あり
)
さうな事と
姑
(
しばら
)
く考へしが我等一ツの手段あり彦兵衞
悴
(
せがれ
)
彦三郎と申者私し方へ參り
正直
(
しやうぢき
)
無類
(
むるゐ
)
の彦兵衞
勿々
(
なか/\
)
盜
(
ぬすみ
)
など
爲者
(
なすもの
)
に非ず何故
辯解
(
いひわけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「もう
辯解
(
いひわけ
)
は澤山だ、——思ひきり若作りで惱ませるが宜い。尤もお葉の茶店が繁昌し過ぎると、いろは茶屋から毆り込みが來るかも知れないぜ」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
落
(
おと
)
して置たからには
云譯
(
いひわけ
)
は有まいぞと言ふに九助は其儀は此
間
(
あひだ
)
より申上ます通り私し妻の母の
法事
(
ほふじ
)
と
辯解
(
いひわけ
)
せんとするを理左衞門はコレ又同じ事を
幾度
(
いくたび
)
申たとて
辯解
(
いひわけ
)
にはならぬ全く惣内夫婦を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
吐かせるなり、次第によつては、
引
(
ひ
)
つ
括
(
くゝ
)
つて來やがれ。着物へ血でも附いて居たら、
辯解
(
いひわけ
)
させるんぢやねえぞ
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
致せし
覺
(
おぼ
)
え更に是なしと云に家主はコレサ
此處
(
ここ
)
にて何を云とも
役
(
やく
)
には立ず覺えなければ早く
來
(
き
)
たり御奉行樣の前にて
辯解
(
いひわけ
)
致
(
いた
)
されよと家主は吉五郎を
促
(
うな
)
がして名主の玄關へ同道なせしに
正面
(
しやうめん
)
には大岡殿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「待つてくれ、俺はお前の口から、お内儀さんの
辯解
(
いひわけ
)
を聽きたいのぢやない、お内儀さんは毎晩旦那と別の部屋に休んでゐるかといふことを訊いてゐるのだよ」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「へツ/\、飛んだ
辯解
(
いひわけ
)
だ、八五郎
兄哥
(
あにい
)
は夜つぴてこの女を離さなかつたと言ふのかえ、そいつは結構過ぎて、そのまゝぢや八丁堀の旦那方も受取つては下さるまいよ」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
女はひどく恐縮して、二人へ
辯解
(
いひわけ
)
をするともなく、顏の袖を取りました。
堤
(
どて
)
の掛行燈は少し遠過ぎますが、丁度田圃の上へ出た月が、その素晴らしい
容貌
(
きりやう
)
を、惜みなく照し出します。
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「隱居のあとからすぐ外へ出たから、
辯解
(
いひわけ
)
が立たないといふのか」
銭形平次捕物控:133 井戸の茶碗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お前が五貫目もある竹筒を擔ぎ出したのでないことは、この平次がよく分つて居るが、お
白洲
(
しらす
)
の
砂利
(
じやり
)
の上ではそんな
辯解
(
いひわけ
)
は通らねえぞ。さアお角、小判を何處から出した。此處でいふか、それとも」
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「今更
辯解
(
いひわけ
)
をしても追付くめえ。素直に申上げてお慈悲を願へ」
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
金之助は、江柄三七郎のために、
辯解
(
いひわけ
)
までしてやるのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さう言ふのが、せめてもの
辯解
(
いひわけ
)
です。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「へエ、へエ、良い
辯解
(
いひわけ
)
ですね」
銭形平次捕物控:251 槍と焔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
辯
部首:⾟
21画
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“辯解”で始まる語句
辯解仕