“轉地先”の読み方と例文
読み方割合
てんちさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云(い)つて、折角(せつかく)保養(ほやう)に行(い)つた轉地先(てんちさき)から今(いま)歸(かへ)つて來(き)たばかりの夫(をつと)に、行(ゆ)かない前(まへ)より却(かへ)つて健康(けんかう)が惡(わる)くなつたらしいとは、氣(き)の毒(どく)で露骨(ろこつ)に話(はな)し惡(にく)かつた。わざと活溌(くわつぱつ)に
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
病人(びやうにん)は轉地先(てんちさき)で年(とし)を越(こ)した。繪端書(ゑはがき)は着(つ)いた日(ひ)から毎日(まいにち)の樣(やう)に寄(よ)こした。それに何時(いつ)でも遊(あそ)びに來(こ)いと繰(く)り返(かへ)して書(か)いてない事(こと)はなかつた。御米(およね)の文字(もじ)も一二行(ぎやう)宛(づゝ)は必(かなら)ず交(まじ)つてゐた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)