“轉地先”の読み方と例文
読み方割合
てんちさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つて、折角せつかく保養ほやうつた轉地先てんちさきからいまかへつてたばかりのをつとに、かないまへよりかへつて健康けんかうわるくなつたらしいとは、どく露骨ろこつはなにくかつた。わざと活溌くわつぱつ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
病人びやうにん轉地先てんちさきとしした。繪端書ゑはがきいたから毎日まいにちやうこした。それに何時いつでもあそびにいとかへしていてないことはなかつた。御米およね文字もじも一二ぎやうづゝかならまじつてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)