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身体
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みうち
ふりがな文庫
“
身体
(
みうち
)” の例文
旧字:
身體
鷲郎に助けられて、黄金丸は漸く棲居へ帰りしかど、これより
身体
(
みうち
)
痛みて堪えがたく。
加之
(
しかのみならず
)
右の前足
骨
(
ほね
)
挫
(
くじ
)
けて、物の用にも立ち兼ぬれば、
口惜
(
くや
)
しきこと限りなく。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
親方に頭を下げさするようなことをしたかああ済まないと、自分の
身体
(
みうち
)
の痛いのより後悔にぼろぼろ涙をこぼしている
愍然
(
ふびん
)
さは、なんと可愛い奴ではないか、のうお吉
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
婦人は予を
凝視
(
みつ
)
むるやらむ、一種の電気を
身体
(
みうち
)
に感じて
一際
(
ひときは
)
毛穴の
弥立
(
よだ
)
てる時、彼は得もいはれぬ声を
以
(
も
)
て「藪にて見しは
此人
(
このひと
)
なり、テモ暖かに寝たる事よ」と
呟
(
つぶや
)
けるが、まざ/\と
聞
(
きこ
)
ゆるにぞ
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
いふさへ息も
絶々
(
たえだえ
)
なるに、鷲郎は急ぎ縄を噬み切りて、
身体
(
みうち
)
の
痍
(
きず
)
を
舐
(
ねぶ
)
りつつ、「
怎麼
(
いか
)
にや黄金丸、苦しきか。
什麼
(
そも
)
何としてこの
状態
(
ありさま
)
ぞ」ト、かつ
勦
(
いた
)
はりかつ尋ぬれば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
噫悪かつた、逸り過ぎた間違つた事をした、親方に頭を下げさするやうな事をした歟
噫
(
あゝ
)
済まないと、自分の
身体
(
みうち
)
の痛いのより後悔にぼろ/\涙を
飜
(
こぼ
)
して居る
愍然
(
ふびん
)
さは、何と可愛い奴では無い歟
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
身体
(
みうち
)
の痛みも
失
(
う
)
せしかど、前足いまだ
癒
(
い
)
えずして、歩行もいと苦しければ、心
頻
(
しき
)
りに
焦燥
(
いらち
)
つつ
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
“身体”の意味
《名詞》
人の体。肉体。体躯。
(出典:Wiktionary)
“身体(
体
)”の解説
体(體、躰、躯、身体、からだ)、身体(しんたい)は、生物学的かつ文化的に規定された、有機体としての人間や動物の構造を指す。人間は身体を通じて世界を経験し、世界を構成する。
(出典:Wikipedia)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“身体”で始まる語句
身体中
身体付
身体検査
身体裝飾
身体髪膚
身体上
身体軽
身体附
身体全部
身体効果