トップ
>
趣意
>
しゅい
ふりがな文庫
“
趣意
(
しゅい
)” の例文
中津の藩政も他藩のごとく
専
(
もっぱ
)
ら
分
(
ぶん
)
を守らしむるの
趣意
(
しゅい
)
にして、
圧制
(
あっせい
)
を旨とし、その精密なることほとんど至らざるところなし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
こういったわたしのことばが、
残
(
のこ
)
らずかれらにわかったろうとはわたしも言わないが、だいたいの
趣意
(
しゅい
)
は飲みこめたらしかった。かれらは同じ考えになってはいた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
先生はかくかくの
趣意
(
しゅい
)
にて一篇の文を
草
(
そう
)
したるが、当分は世に
公
(
おおやけ
)
にせざる考にて人に示さず、これを示すはただ貴君と
木村芥舟
(
きむらかいしゅう
)
翁とのみとて、その大意を語られしに、翁は非常に喜び
瘠我慢の説:01 序
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
こういう訳ですから万事が非常に
紊
(
みだ
)
れて居って、チベット仏教の現今の状態は全く新教派の
開山
(
かいさん
)
ジェ・ゾンカーワが敷かれた
趣意
(
しゅい
)
とは反対のものになって実に見るに忍びない有様になって居るのです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
という
趣意
(
しゅい
)
を申し入れた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
又
(
また
)
或日
(
あるひ
)
食事の時に私が何か話の
序
(
ついで
)
に、全体今の幕府の気が知れない、攘夷鎖港とは何の
趣意
(
しゅい
)
だ、
之
(
これ
)
が
為
(
た
)
めに品川の台場の増築とは何の
戯
(
たわぶ
)
れだ
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
久我大納言
(
こがだいなごん
)
を勅使として下向を命じた、と云う政府の
趣意
(
しゅい
)
は
甚
(
はなは
)
だ旨い、この時に政府は
既
(
すで
)
に処分済の後だから、
成
(
な
)
る
丈
(
た
)
け平穏を主として事を好まぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
官軍の事をも感服しない、戦争するなら
銘々
(
めいめい
)
勝手にしろと、裏も表もなくその
趣意
(
しゅい
)
で貫いて居たから、私の身も塾も
危
(
あやう
)
い所を
無難
(
ぶなん
)
に過したことゝ思う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“趣意”の意味
《名詞》
物事を始める動機や目的。
伝えようとしている根本の意味。
(出典:Wiktionary)
趣
常用漢字
中学
部首:⾛
15画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“趣”で始まる語句
趣
趣味
趣向
趣旨
趣致
趣味性
趣味道楽