“圧制”の読み方と例文
旧字:壓制
読み方割合
あっせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中津の藩政も他藩のごとくもっぱぶんを守らしむるの趣意しゅいにして、圧制あっせいを旨とし、その精密なることほとんど至らざるところなし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
圧制あっせい偽善ぎぜん醜行しゅうこうたくましゅうして、ってこれをまぎらしている。ここにおいてか奸物共かんぶつども衣食いしょくき、正義せいぎひと衣食いしょくきゅうする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
とさもうらめしそうに、しかも少しそうはさせませぬという圧制あっせいの意のこもったようなことばの調子で言った。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)