“醜行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しうかう50.0%
しゅうこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醜行しうかうの婦女もこの光によりて貞操の妻、徳行の処女よりも美しく見え、盗賊のおもても救世主の如く悲壮に、放蕩児ほうたうじの姿も王侯の如くに気高けだかく相成り候。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
壓制あつせい僞善ぎぜん醜行しうかうたくましうして、つてこれまぎらしてゐる。こゝおいてか奸物共かんぶつども衣食いしよくき、正義せいぎひと衣食いしよくきうする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
圧制あっせい偽善ぎぜん醜行しゅうこうたくましゅうして、ってこれをまぎらしている。ここにおいてか奸物共かんぶつども衣食いしょくき、正義せいぎひと衣食いしょくきゅうする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
もし、為すことを為さずに終ったら、伏見がよいも、祇園遊蕩ぎおんあそびも、すべて、蕩児とうじ極道事ごくどうごとに帰するのだ。今日までのあらゆる事々、皆、虚偽きょぎ醜行しゅうこうの履歴でないものはなくなるのだ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)