かう)” の例文
わざわざ良い品と悪い品と一緒にしてあるから択出よりだすのに骨が折ます。松茸ばかりではありません。今の世中よのなかは何をかうのでも油断をすると悪い品物ばかり押し付けられます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
せないさゝか有ても調法なは金なり心がすまずば其金にていもとお富へ何なりと江戸土産みやげなどかうて行れよ然すれば我が請たも同樣かならず/\心配しんぱいしやるなと手にだも取ず押戻おしもど肉身にくしんわけたる舍弟おとゝ十兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かういなものゝ書たき扇子せんすかな 秋冬
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)