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負債
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おいめ
ふりがな文庫
“
負債
(
おいめ
)” の例文
神の前に出ようとする者は、まず己に
負債
(
おいめ
)
ある者を
免
(
ゆる
)
し、己の敵の罪を赦さねばならない(マタイ六の一二—一五参照)。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
かえってその気もちが
負債
(
おいめ
)
のように栄三郎をおさえて、それが彼を弥生から離していったのかも知れなかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
我らの日用の糧を今日もあたえ給え、我らに
負債
(
おいめ
)
あるものを我らの
免
(
ゆる
)
したるごとく、我らの負債をも免し給え。我らを
嘗試
(
こころみ
)
に遇せず、悪より救い出し給え……アーメン
反逆
(新字新仮名)
/
矢田津世子
(著)
日も待たず、その
翌
(
あけ
)
の日の夕暮時、宝の市へ練出す前に、——丸官が
昨夜
(
ゆうべ
)
芝居で振舞った、酒の上の
暴虐
(
ぼうぎゃく
)
の
負債
(
おいめ
)
を果させるため、とあって、——南新地の浪屋の奥二階。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかしマリユスは一日たりとも意気
沮喪
(
そそう
)
しなかった。彼は困苦ならばすべてを受け入れ、負債を除いてはあらゆることをなした。自分は
何人
(
なんぴと
)
にも一文の
負債
(
おいめ
)
もないと、彼は自ら公言していた。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
人を量るが如くに量らるるのである、其日に於て
矜恤
(
あわれみ
)
ある者は矜恤を以て
審判
(
さば
)
かれ、残酷無慈悲なる者は容赦なく審判かるるのである、「我等に
負債
(
おいめ
)
ある者を我等が
免
(
ゆる
)
す如く我等の
負債
(
おいめ
)
を免し給え」
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
我らの日用の糧を今日も与えたまえ、我らに
負債
(
おいめ
)
ある者を我らの
免
(
ゆる
)
したる如く、我らの負債をも免したまえ。我らを
誘惑
(
こころみ
)
に遇わせず、悪より救い出したまえ
キリスト教入門
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
いかに
苦
(
にが
)
き運命の
愚弄
(
ぐろう
)
ぞ! 父は
柩
(
ひつぎ
)
の底から彼に、でき得る限りの好意をテナルディエにつくすよう命じていた、そして四年の間彼は、父に対するその
負債
(
おいめ
)
を果たさんとの念しか持っていなかった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“負債”の意味
《名詞》
負債(ふさい)
他から金品を借り、その返済義務を負うこと。また、その返すべき金品。
簿記においては、債権者に対しての債務と負債性引当金を合計したもの。また、企業の総資本から自己資本を引いたもの。
(出典:Wiktionary)
“負債”の解説
企業会計用語
負債(ふさい、en: liabilities)とは、企業会計用語で、将来的に、他の経済主体に対して、金銭などの経済的資源を引き渡す義務のこと。
(出典:Wikipedia)
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
債
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
“負”で始まる語句
負
負傷
負惜
負目
負傷者
負担
負擔
負嫌
負籠
負販