かこ)” の例文
かここゝの身代にて八十兩位は我が百文の錢程にも思ふまじ何事も御主人の爲と思ひあの金八十兩を盜取ぬすみとらんと喜八が不※ふとむねうかみしはこれ災難さいなんもとゐなり夫より喜八は質物を我家わがや持歸もちかへりて吉之助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
請給ふか正實のかしらかみやどると世のことわざいつはりかやあゝなさけなきことどもなりと神をうらみ佛をかこしきりに涙に暮居たり伊藤半右衞門は大いに急立せきたて一言の答へなきは愈々いよ/\僞りなるべし白状せぬからはほね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)