言爭いひあらそ)” の例文
新字:言争
語りしかば文右衞門は是をとくと聞しが夫は不埓ふらち千萬の申懸なりと大いに立腹りつぷくし是より又久兵衞と文右衞門の言爭いひあらそひになりければ長屋ながや中の者追々おひ/\騷動さうどう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こゑけて、たゝいて、けておくれとへば、なん造作ざうさはないのだけれども、せ、とめるのをかないで、墓原はかはら夜中よなか徘徊はいくわいするのは好心持いゝこゝろもちのものだと、ふた言爭いひあらそつてた、いまのさき
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)