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言振
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いいぶり
ふりがな文庫
“
言振
(
いいぶり
)” の例文
しかし待ち構えていた奥さんが気を附けて様子を見ると、どうも物の
言振
(
いいぶり
)
が面白くないように思われた。
かのように
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
男らしいうちにも
愛嬌
(
あいきょう
)
のある物の
言振
(
いいぶり
)
で、「私は中学校に居る時代から原先生のものを愛読しました」
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「何だね、その不思議な願と言うのは?」と近藤は例の
圧
(
お
)
しつけるような
言振
(
いいぶり
)
で問うた。
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
にこにこ笑いながら、
縮緬雑魚
(
ちりめんざこ
)
と、
鰈
(
かれい
)
の
干物
(
ひもの
)
と、とろろ
昆布
(
こんぶ
)
の
味噌汁
(
みそしる
)
とで
膳
(
ぜん
)
を出した、物の
言振
(
いいぶり
)
取成
(
とりなし
)
なんど、いかにも、
上人
(
しょうにん
)
とは
別懇
(
べっこん
)
の間と見えて、
連
(
つれ
)
の私の
居心
(
いごころ
)
のいいといったらない。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
男は目を大きく
睜
(
みは
)
って部屋中をあちこち見廻している。それから何事か
腑
(
ふ
)
に落ちぬという様子で、腹立たしげに頭を振って、それから歯の間から空気を押し出すようなものの
言振
(
いいぶり
)
をして、こう云った。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“言”で始まる語句
言
言葉
言伝
言語
言下
言上
言訳
言草
言問
言出