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覚
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お
ふりがな文庫
“
覚
(
お
)” の例文
旧字:
覺
その音声その語調は
牛頭馬頭
(
ごずめず
)
の鬼どもが餓鬼を叱るもかくやらんとばかりに思はれてなかなかに前の肥えたる曹長をやさしく
覚
(
お
)
ぼえ初めぬ。
従軍紀事
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
しかるに、走り行く
此方
(
こなた
)
の車内では、税務署か
小林区
(
しょうりんく
)
署の小役人らしき
気障
(
きざ
)
男、洪水に悩める女の有様などを面白そうに
打
(
うち
)
眺めつつ、隣席の連れと
覚
(
お
)
ぼしき薄髭の痩男に向い
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
四階の屋根裏には、エリスはまだ
寝
(
い
)
ねずと
覚
(
お
)
ぼしく、
烱然
(
けいぜん
)
たる一星の火、暗き空にすかせば、明かに見ゆるが、降りしきる鷺の如き雪片に、
乍
(
たちま
)
ち掩はれ、乍ちまた顕れて、風に
弄
(
もてあそ
)
ばるゝに似たり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
“覚”を含む語句
目覚
幻覚
感覚
発覚
寝覚
眼覚
不覚
覚書
正覚坊
御覚
覚束
嗅覚
覚醒
正覚
触覚
覚悟
見覚
錯覚
自覚
覚明
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