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覆
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ふた
ふりがな文庫
“
覆
(
ふた
)” の例文
木場の甚さんにも話して、一小屋引き請けることになっているのだから、この分だと、いよいよ祭がきて
覆
(
ふた
)
をあけるのがたのしみだ。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
同志一 (ストウブの
覆
(
ふた
)
をあけて黄成鎬へ)おやじ! 火を入れろ。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
と、女が
内懐
(
うちぶところ
)
を押えた
刹那
(
せつな
)
、ぱっと頭上の
覆
(
ふた
)
があいて、外部の冷気とともに黄色の
光線
(
ひかり
)
の帯が、風のように流れ込んだ。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
井戸一帯に燐の粉が
零
(
こぼ
)
れて、それに
鬱気
(
うつき
)
を生じ、井戸の中、
覆
(
ふた
)
の石、周りの土までが夜眼にも
皓然
(
こうぜん
)
と輝き渡っていたその理を、彼は不幸にも
弁
(
わきま
)
えなかったのだ。
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
白痴
(
ばか
)
か茶番か、女は自分で今買い取った鎧櫃の
覆
(
ふた
)
をあけて、裾を押えてはいり込もうとしている。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
本所割り下水石原新町のそば、牛の御前の旅所へ届けるように頼んで、ぱたんと
覆
(
ふた
)
をしてもらったのだが、あの閑山とかいうお爺さん、だいぶあっけに取られていたようだよ。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“覆”の解説
覆(ふく)(sa: mrakṣa、ムラクシャ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
自己の誤ちの隠蔽。利益を失う・不利益を蒙ることを恐れて、自分が為した罪を隠すこと。
しかし、自分の為した罪を隠す人は、後に、必ず悔い悲しむ。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
“覆”を含む語句
顛覆
転覆
日覆
反覆
修覆
覆面
雨覆
轉覆
覆布
傾覆
打覆
覆被
押覆
引覆
覆奏
覆水
鞍覆
被覆
上覆
覆羽
...