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覆
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ふ
ふりがな文庫
“
覆
(
ふ
)” の例文
四〇七 若し人あり貪と瞋と慢と
覆
(
ふ
)
を離るゝこと芥子が針端より(落つるが如くなるときは)、彼を我は婆羅門と謂ふ。
法句経
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
道士はその食物を
喫
(
く
)
って空になった鉢を
案
(
つくえ
)
の上に
覆
(
ふ
)
せて帰って往った。
緑衣人伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
眞拆
(
まさき
)
の
蔓
(
かずら
)
を
鬘
(
かずら
)
として、天のカグ山の
小竹
(
ささ
)
の葉を
束
(
たば
)
ねて手に持ち、天照らす大神のお隱れになつた岩戸の前に
桶
(
おけ
)
を
覆
(
ふ
)
せて踏み鳴らし
神懸
(
かみがか
)
りして裳の紐を
陰
(
ほと
)
に垂らしましたので、天の世界が鳴りひびいて
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
覆
(
ふ
)
—他人の善や、自分の不善を隱覆すること。
法句経
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“覆”の解説
覆(ふく)(sa: mrakṣa、ムラクシャ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
自己の誤ちの隠蔽。利益を失う・不利益を蒙ることを恐れて、自分が為した罪を隠すこと。
しかし、自分の為した罪を隠す人は、後に、必ず悔い悲しむ。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
“覆”を含む語句
顛覆
転覆
日覆
反覆
修覆
覆面
雨覆
轉覆
覆布
傾覆
打覆
覆被
押覆
引覆
覆奏
覆水
鞍覆
被覆
上覆
覆羽
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