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覆
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ひつくりかへ
ふりがな文庫
“
覆
(
ひつくりかへ
)” の例文
彼と握手をする時
何
(
ど
)
うした
機会
(
はずみ
)
か僕の足が老人と話して居た若い詩人の卓の下に
引掛
(
ひきかゝ
)
つて
其
(
その
)
上の
杯
(
さかづき
)
が高い音を立てて
覆
(
ひつくりかへ
)
つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
それを部屋の真中に
覆
(
ひつくりかへ
)
して、早速舟を漕ぐ真似を始めた。麻の夏蒲団は
蓆筵
(
ござ
)
の代りに成つた。小さな畳の上の船頭は
団扇掛
(
うちはかけ
)
に長い
尺度
(
ものさし
)
を
結
(
ゆは
)
ひ着けて、それで
櫓
(
ろ
)
の形を造つた。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“覆”の解説
覆(ふく)(sa: mrakṣa、ムラクシャ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
自己の誤ちの隠蔽。利益を失う・不利益を蒙ることを恐れて、自分が為した罪を隠すこと。
しかし、自分の為した罪を隠す人は、後に、必ず悔い悲しむ。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
“覆”を含む語句
顛覆
転覆
日覆
反覆
修覆
覆面
雨覆
轉覆
覆布
傾覆
打覆
覆被
押覆
引覆
覆奏
覆水
鞍覆
被覆
上覆
覆羽
...