トップ
>
裸虫
>
はだかむし
ふりがな文庫
“
裸虫
(
はだかむし
)” の例文
甘ったるい恰好の
裸虫
(
はだかむし
)
連中が上になり下になりウジャウジャとのたくりまわっているんですからトテモ人間たあ思えませんよ。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
最初
(
さいしょ
)
は、それは、おじいさんの
目
(
め
)
を
喜
(
よろこ
)
ばしましたのですけれど、ちょうがたくさんの
卵
(
たまご
)
を
産
(
う
)
んでいって、あとから、
青
(
あお
)
い
裸虫
(
はだかむし
)
が
無数
(
むすう
)
に
孵化
(
ふか
)
して、
柔
(
やわ
)
らかな
芽
(
め
)
や、
葉
(
は
)
を
食
(
た
)
べることを
知
(
し
)
りますと
花と人間の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
雪は
止
(
や
)
んだ。
裸虫
(
はだかむし
)
の
甲羅
(
こうら
)
を干すという
日和
(
ひより
)
も日曜ではないので、男湯には
唯
(
ただ
)
一人
生花
(
いけばな
)
の師匠とでもいうような
白髭
(
しらひげ
)
の隠居が帯を解いているばかり。番台の上にはいつも見る
婆
(
ばばあ
)
も小娘もいない。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と、二人が新来の
裸虫
(
はだかむし
)
を歓迎しました、見ればこれは絵師の宗舟でした。
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
蛙のような
裸虫
(
はだかむし
)
が、桟敷の屋根、桟敷の屋根と言いながら飛びついたけれども、これらの裸虫は、がんりきのやったように手際よく、小屋掛けから桟敷の屋根まで飛びうつることができません。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
裸虫
(
はだかむし
)
が一匹、飛びつきました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
裸
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
“裸”で始まる語句
裸体
裸
裸足
裸身
裸體
裸形
裸蝋燭
裸馬
裸火
裸木