“裏邸”の読み方と例文
読み方割合
うらやしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛ぶのは早い、裏邸うらやしき大枇杷おおびわの樹までさしわたし五十けんばかりをまたたもない。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いまがはなころの、裏邸うらやしき枇杷びはかとおもふが、もつとちかい。屋根やねにはまい。ぢき背戸せどちひさな椿つばきらしいなと、そつと縁側えんがはつと、その枇杷びははうから、なゝめにさつとおとがして時雨しぐれた。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)