袖畳そでだゝ)” の例文
旧字:袖疊
背中せなかがぞつとさむる……背後うしろる、ととこ袖畳そでだゝみをしたをんな羽織はおり、わがねた扱帯しごきなにとなくいろつめたつて紀念かたみのやうにえてた、——持主もちぬしくなると、かへつてそんなものが
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
着物を袖畳そでだゝみにして入れて置くものではないよ、ちゃんと畳んでお置きな、これはなんだえ、ナニ寝衣ねまきだとえ、相変らず無性ぶしょうをして丸めて置いてきたないねえ、此のひもは何だえ、虱紐しらみひもだとえ、きたないねえ