トップ
>
蠅帳
ふりがな文庫
“蠅帳”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はいちょう
75.0%
はへちやう
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいちょう
(逆引き)
弟は私たちに茶を勧めたのち、その不自由な下体を斜めにずって行って、
蠅帳
(
はいちょう
)
から瀬戸鉢を取出し、私たちの前に置きました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
水屋か
蠅帳
(
はいちょう
)
へ一応入れて置かなければならない。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
蠅帳(はいちょう)の例文をもっと
(3作品)
見る
はへちやう
(逆引き)
愛
(
あい
)
ちやんは
脚下
(
あしもと
)
の
生物
(
いきもの
)
を
殺
(
ころ
)
すのを
恐
(
おそ
)
れて
其甕
(
そのかめ
)
を
放
(
はふ
)
り
出
(
だ
)
さうとはせず、
其處
(
そこ
)
を
通
(
とほ
)
りがけに
蠅帳
(
はへちやう
)
の
一
(
ひと
)
つに
其
(
そ
)
れを
藏
(
しま
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
最初
(
さいしよ
)
愛
(
あい
)
ちやんは
下
(
した
)
を
見
(
み
)
、それから
今迄
(
いまゝで
)
の
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らうとしましたが、
眞暗
(
まツくら
)
で
何一
(
なにひと
)
つ
見
(
み
)
えませんでした。
乃
(
そこ
)
で
愛
(
あい
)
ちやんは
井戸
(
ゐど
)
の四
方
(
はう
)
を
見
(
み
)
て、
其處
(
そこ
)
が
蠅帳
(
はへちやう
)
や
棚
(
たな
)
で一ぱいになつてることを
知
(
し
)
りました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
蠅帳(はへちやう)の例文をもっと
(1作品)
見る
“蠅帳”の意味
《名詞》
蠅などの虫が食物に寄り付くのを防ぎ、また風通しをよくするための器具。傘状の網でできた、折り畳み可能なものや、前面や側面に網を張った戸棚型のものがある。夏の季語。
(出典:Wiktionary)
“蠅帳”の解説
蠅帳(はいちょう、はえちょう)とは食事を一時的に保存するための工夫がなされた器具である。
「はえいらず(蠅入らず)」と呼ぶ地域もある。蠅帳・蠅入らずは夏の季語である。
(出典:Wikipedia)
蠅
漢検準1級
部首:⾍
19画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“蠅”で始まる語句
蠅
蠅叩
蠅取
蠅頭
蠅除
蠅男
蠅取紙
蠅営狗苟
蠅々
蠅払
“蠅帳”のふりがなが多い著者
ルイス・キャロル
谷崎潤一郎
岡本かの子