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蟄
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ちつ
ふりがな文庫
“
蟄
(
ちつ
)” の例文
鴿
(
はと
)
の面をもてる者に蛇の心あり、美はしき果実に怖ろしき毒を含めることあり、洞に
近
(
ちかづ
)
けば
※蛇
(
げんじや
)
蟄
(
ちつ
)
し、林に入れば猛獣遊ぶ。
哀詞序
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
三冬
(
さんとう
)
を
蟄
(
ちつ
)
すれば、
天狗
(
てんぐ
)
恐
(
おそ
)
ろし。
北海
(
ほくかい
)
の
荒磯
(
あらいそ
)
、
金石
(
かないは
)
、
大野
(
おほの
)
の
濱
(
はま
)
、
轟々
(
ぐわう/\
)
と
鳴
(
な
)
りとゞろく
音
(
おと
)
、
夜毎
(
よごと
)
襖
(
ふすま
)
に
響
(
ひゞ
)
く。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜騷ぎ晝
蟄
(
ちつ
)
する鼠の如きも有り、晝に當つて飛翔營作する蟲が多いのに、夜に當つて遊行する螢の如く蚯蚓の如く
牀蟲
(
とこむし
)
の如きも有り、天和らぎ水清きを悦ぶ魚は多いのに
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
蟄
漢検1級
部首:⾍
17画
“蟄”を含む語句
蟄居
蟄伏
啓蟄
永蟄居
蟄息
御蟄居
蟄伏期
龍蛇之蟄
冬蟄
蠖蟄
蟄虫
蟄眠期
蟄居謹慎
蔵蟄
終身蟄居
生涯蟄居
廃蟄
幽蟄
帰蟄