トップ
>
蜂雀
>
はちすずめ
ふりがな文庫
“
蜂雀
(
はちすずめ
)” の例文
「兄さん。行っちゃいけませんよ。
蜂雀
(
はちすずめ
)
もあんな遠くにいるんですし、僕ひとりぼっちになってしまうじゃありませんか。」
よだかの星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
彼はちょっとためらった
後
(
のち
)
、隣り合った
鳥類
(
ちょうるい
)
の標本室へはいった。カナリヤ、
錦鶏鳥
(
きんけいちょう
)
、
蜂雀
(
はちすずめ
)
、——美しい大小の
剥製
(
はくせい
)
の鳥は
硝子越
(
ガラスご
)
しに彼を眺めている。
早春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
斯
(
こ
)
う云ってしまうと
蜂雀
(
はちすずめ
)
の細い
嘴
(
くちばし
)
は、また
尖
(
とが
)
ってじっと閉じてしまい、その眼は向うの
四十雀
(
しじゅうから
)
をだまって見ていたのです。
黄いろのトマト
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして
蜂雀
(
はちすずめ
)
のついた青い大きな
帽子
(
ぼうし
)
を
急
(
いそ
)
いでかぶって、どんどん
向
(
む
)
こうへかけ出しました。
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
するとおどろいたことは、王子たちの青い大きな
帽子
(
ぼうし
)
に
飾
(
かざ
)
ってあった二
羽
(
わ
)
の青びかりの
蜂雀
(
はちすずめ
)
が、ブルルルブルッと
飛
(
と
)
んで、
二人
(
ふたり
)
の前に
降
(
お
)
りました。そして声をそろえて
言
(
い
)
いました。
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
雨はポッシャンポッシャン
降
(
ふ
)
っています。
蜂雀
(
はちすずめ
)
はそう
言
(
い
)
いながら、
向
(
む
)
こうの方へ
飛
(
と
)
び出しました。せなかや
胸
(
むね
)
に
鋼鉄
(
こうてつ
)
のはり金がはいっているせいか
飛
(
と
)
びようがなんだか少し
変
(
へん
)
でした。
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
私の町の博物館の、大きなガラスの
戸棚
(
とだな
)
には、
剥製
(
はくせい
)
ですが、四
疋
(
ひき
)
の
蜂雀
(
はちすずめ
)
がいます。
黄いろのトマト
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
蜂
常用漢字
中学
部首:⾍
13画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
“蜂”で始まる語句
蜂
蜂起
蜂須賀
蜂蜜
蜂谷
蜂屋
蜂窩
蜂屋頼隆
蜂須賀彦右衛門
蜂須賀小六