“蜂谷”の読み方と例文
読み方割合
はちや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月十七日、甲斐は「朝粥あさがゆの会」を催し、六人を招待した。しかし、来たのは蜂谷はちや六左衛門だけで、他の五人は御用のためという理由で断わった。
一晩寝て、目がさめて見たら、もう王政復古が来ていた——そんなことを言って、あの蜂谷はちやさん(故香蔵のこと)には笑われるくらいの子供でした。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それを蜂谷はちやという小姓こしょうが聞きとがめて、「おぬし一人がそう思うなら、撃ってみるがよい」と言った。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)