“朝粥”の読み方と例文
読み方割合
あさがゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月十七日、甲斐は「朝粥あさがゆの会」を催し、六人を招待した。しかし、来たのは蜂谷はちや六左衛門だけで、他の五人は御用のためという理由で断わった。
朝粥あさがゆの会に招いたのだ」と甲斐は微笑した、「古内志摩と白石(片倉小十郎)、それに老女の鳥羽どの、里見十左、七十郎という顔ぶれだった」
これは十年ほどまえからの習慣で、「原田の朝粥あさがゆ」と、かなりひろく知られていた。もちろん粥を出すわけではない。