“錦鶏鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんけいちょう66.7%
きんけいてう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はちょっとためらったのち、隣り合った鳥類ちょうるいの標本室へはいった。カナリヤ、錦鶏鳥きんけいちょう蜂雀はちすずめ、——美しい大小の剥製はくせいの鳥は硝子越ガラスごしに彼を眺めている。
早春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
異国のおかに着いてからがまた大したもので、どこを見ても、御殿のようなお家ばっかり、孔雀くじゃく錦鶏鳥きんけいちょうが、雀や鶏のようにいっぱい遊んでいるのなんの言っていながら、黒船なんぞ
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
実際画家ゑかきのなかには、その人に会つたが為めに、折角いて貰つた錦鶏鳥きんけいてうまでが厭になるやうな人も少くなかつた。