蒟蒻玉こんにやくだま)” の例文
おれが、こゝろらずに、けろりとしてましたつらよ。おのれいしでも、おれこゝろんで、睫毛まつげつゆ宿やどさないか。かすみにもくもらぬひとみは、蒟蒻玉こんにやくだま同然どうぜんだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あ、いた! さう強くくから毎々球がころげ出すのだ。風早の球はあらいから癇癪玉かんしやくだまと謂ふのだし、遊佐のは馬鹿にやはらかいから蒟蒻玉こんにやくだま。それで、二人の撞くところは電公かみなり蚊帳かや捫択もんちやくしてゐるやうなものだ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
蒟蒻玉こんにやくだま見てる
別後 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)