“蒟蒻閻魔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんにゃくえんま80.0%
こんにやくえんま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくし外套がいとうらして例の通り蒟蒻閻魔こんにゃくえんまを抜けて細い坂路さかみちあがってうちへ帰りました。Kの室は空虚がらんどうでしたけれども、火鉢には継ぎたての火が暖かそうに燃えていました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
蒟蒻閻魔こんにゃくえんまのお堂に近い街を過ぎる時、菅笠すげがさを被った童子が後から走って来て、並んで歩きました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
蒟蒻閻魔こんにやくえんまの堂に近い某街ぼうかいを過ぐる時、篛笠たけのかはがさを被つた童子わらべが一人背後うしろから走つて来て、蘭軒と並んで歩いた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)