“蒟蒻版”の読み方と例文
読み方割合
こんにゃくばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漢学の先生は蒟蒻版こんにゃくばんたたんだり、延ばしたりしてる。山嵐はまだおれの顔をにらめている。会議と云うものが、こんな馬鹿気ばかげたものなら、欠席して昼寝でもしている方がましだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
実を云うと、この男の次へでもわろうかと、ひそかに目標めじるしにして来たくらいだ。校長はもうやがて見えるでしょうと、自分の前にあるむらさき袱紗包ふくさづつみをほどいて、蒟蒻版こんにゃくばんのような者を読んでいる。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)