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葭町
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よしちやう
ふりがな文庫
“
葭町
(
よしちやう
)” の例文
いよ/\
御神燈
(
ごしんとう
)
のつゞいた
葭町
(
よしちやう
)
の
路地口
(
ろぢぐち
)
へ来た時、
長吉
(
ちやうきち
)
はもう
此
(
こ
)
れ以上
果敢
(
はかな
)
いとか悲しいとか思ふ元気さへなくなつて、
唯
(
た
)
だぼんやり
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
萬事
(
ばんじ
)
が金銭上の義理ばかりでなくて
相方
(
さうはう
)
の好意から自然とお
糸
(
いと
)
は
葭町
(
よしちやう
)
へ
行
(
ゆ
)
くやうに
誰
(
た
)
れが
強
(
し
)
ひるともなく
決
(
きま
)
つて
居
(
ゐ
)
たのである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
路地の最も長くまた最も錯雑して、恰も迷宮の観あるは
葭町
(
よしちやう
)
の芸者家町であらう。路地の内に
蔵造
(
くらづくり
)
の質屋もあれば
有徳
(
うとく
)
な人の
隠宅
(
いんたく
)
らしい板塀も見える。
路地
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
それのみならず去年の夏の
末
(
すゑ
)
、お
糸
(
いと
)
を
葭町
(
よしちやう
)
へ送るため、
待合
(
まちあは
)
した
今戸
(
いまど
)
の橋から
眺
(
なが
)
めた
彼
(
あ
)
の大きな
円
(
まる
)
い/\月を
思起
(
おもひおこ
)
すと、もう舞台は舞台でなくなつた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
葭
漢検1級
部首:⾋
12画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“葭”で始まる語句
葭簀
葭
葭簀張
葭簾
葭戸
葭簾張
葭切
葭原
葭萌関
葭簀掛