“葭簀掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よしずが50.0%
よしずがけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝生の行き当りに葭簀掛よしずがけの踊舞台おどりぶたいがあって、何かしきりにやっている。正面は紅白の幕でひさしをかこって、奥には赤い毛氈もうせんを敷いた長い台がある。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その谷が途中からだらだらと向こうへ回り込む所に、右にも左にも、大きな葭簀掛よしずがけの小屋を、狭い両側から高く構えたので、空さえ存外窮屈にみえる。往来は暗くなるまで込み合っている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
四人はあとから先生を押す様にして、谷へ這入はいつた。其たにが途中からだら/\とむかふまはり込む所に、右にも左にも、大きな葭簀掛よしずがけの小屋を、狭い両側から高く構へたので、そらさへ存外窮屈に見える。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
立場たてばがわりに駒止こまどめのくいがうってある葭簀掛よしずがけ茶屋ちゃやを見かけて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)