“よしずが”の漢字の書き方と例文
語句割合
葭簀掛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝生の行き当りに葭簀掛よしずがけの踊舞台おどりぶたいがあって、何かしきりにやっている。正面は紅白の幕でひさしをかこって、奥には赤い毛氈もうせんを敷いた長い台がある。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その谷が途中からだらだらと向こうへ回り込む所に、右にも左にも、大きな葭簀掛よしずがけの小屋を、狭い両側から高く構えたので、空さえ存外窮屈にみえる。往来は暗くなるまで込み合っている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)