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草履取
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ざうりとり
ふりがな文庫
“
草履取
(
ざうりとり
)” の例文
上は家老から下は
草履取
(
ざうりとり
)
まで、悉く裸になつて、随所にゐる虱をてんでに茶呑茶碗の中へ、取つては入れ、取つては入れするのである。
虱
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
仰付
(
おほせつけ
)
られけるにぞ徳太郎君をも
江戸見物
(
えどけんぶつ
)
の爲に
同道
(
どうだう
)
なし麹町なる
上屋敷
(
かみやしき
)
に
住着
(
すみつけ
)
たり徳太郎君は役儀もなければ
平生
(
ふだん
)
閑
(
ひま
)
に任せ
草履取
(
ざうりとり
)
一人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
次に太刀持長柄持傘さしかくる供侍二人
草履取
(
ざうりとり
)
跡鎗
(
あとやり
)
一本、(これらの品々
神庫
(
じんこ
)
にあるものを用ふ)次に氏子の人々大勢麻上下にて
随
(
したが
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
赤井左門の家の子郎黨達ばかり、
草履取
(
ざうりとり
)
や中間まで、千葉の領地から呼んだ正直者ばかりですから、そんな大それた人間は居る筈もありません。
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
若党上野友次郎、松村金三郎の二人に、
草履取
(
ざうりとり
)
が附いて供をしてゐる。
忽
(
たちま
)
ち一発の銃声が薄曇の日の重い空気を震動させて、とある町家の
廂間
(
ひあはひ
)
から、五六人の士が刀を抜き連れて出た。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
掛し
長持
(
ながもち
)
二棹
露拂
(
つゆばらひ
)
二人宰領二人づつなり
引續
(
ひきつゞ
)
きて
徒士
(
かち
)
二人長棒の乘物にて
駕籠脇
(
かごわき
)
四人
鎗
(
やり
)
挾箱
(
はさみばこ
)
草履取
(
ざうりとり
)
長柄
(
ながえ
)
持
合羽籠
(
かつぱかご
)
兩掛
(
りやうがけ
)
都合十五人の一列は赤川大膳にて是は
先供
(
さきとも
)
御長持
預
(
あづか
)
りの役なり次に天一坊の行列は先徒士九人
網代
(
あじろ
)
の乘物駕籠脇の
侍
(
さむら
)
ひは南部權兵衞本多源右衞門遠藤森右衞門
諏訪
(
すは
)
右門遠藤彌次六藤代
要人
(
かなめ
)
等なり先箱二ツは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
履
常用漢字
中学
部首:⼫
15画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“草履”で始まる語句
草履
草履穿
草履袋
草履屋
草履持
草履表
草履下駄
草履片方