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茂林寺
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もりんじ
ふりがな文庫
“
茂林寺
(
もりんじ
)” の例文
そこでくず
屋
(
や
)
は
文福
(
ぶんぶく
)
茶
(
ちゃ
)
がまに、
見世物
(
みせもの
)
でもうけたお
金
(
かね
)
を
半分
(
はんぶん
)
そえて、
茂林寺
(
もりんじ
)
の
和尚
(
おしょう
)
さんの
所
(
ところ
)
へ
持
(
も
)
って行きました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
王子稲荷の
衣裳榎
(
いしょうえのき
)
から、狐の踊りが
流行
(
はや
)
り出したということに刺戟されて、上州の
茂林寺
(
もりんじ
)
から狸の踊りを繰出して、その向うを張ろうというのはばかばかしい
凝
(
こ
)
り方です。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
伯蔵主
(
はくぞうす
)
の狐や
茂林寺
(
もりんじ
)
の狸のむかし話なども思いあわされて、諸人も奇異の感にうたれながら、とにもかくにも一ヵ寺の住職の身のうえにこういう椿事が
出来
(
しゅったい
)
したのであるから
半七捕物帳:25 狐と僧
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
上州
茂林寺
(
もりんじ
)
の文福茶釜を始めとしてかつて異僧が住してそれがじつは狸であり、いろいろと寺のために働いて、のちにいなくなったというのみならず、何か末世の
手証
(
てあかし
)
となるものを
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
人間
(
にんげん
)
の
欲
(
よく
)
には
限
(
かぎ
)
りがないといいながら、そうそう
欲
(
よく
)
ばるのは
悪
(
わる
)
いことだから、
今日
(
きょう
)
限
(
かぎ
)
りお
前
(
まえ
)
を
見世物
(
みせもの
)
に
出
(
だ
)
すことはやめて、もとのとおり
茂林寺
(
もりんじ
)
に
納
(
おさ
)
めることにしよう。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
むかし、
上野国
(
こうずけのくに
)
館林
(
たてばやし
)
に、
茂林寺
(
もりんじ
)
というお
寺
(
てら
)
がありました。このお
寺
(
てら
)
の
和尚
(
おしょう
)
さんはたいそうお
茶
(
ちゃ
)
の
湯
(
ゆ
)
がすきで、いろいろとかわったお
茶
(
ちゃ
)
道具
(
どうぐ
)
を
集
(
あつ
)
めてまいにち、それをいじっては
楽
(
たの
)
しみにしていました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“茂林寺”の解説
茂林寺(もりんじ)は、群馬県館林市堀工町にある曹洞宗の寺院である。山号は青竜山(せいりゅうざん)。本尊は釈迦牟尼仏。分福茶釜で有名である。
(出典:Wikipedia)
茂
常用漢字
中学
部首:⾋
8画
林
常用漢字
小1
部首:⽊
8画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“茂林”で始まる語句
茂林