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英堂和尚
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えいだうをしやう
ふりがな文庫
“
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)” の例文
玄竹
(
げんちく
)
は
本殿
(
ほんでん
)
に
昇
(
のぼ
)
つて、
開帳中
(
かいちやうちう
)
の
滿仲公
(
みつなかこう
)
の
馬上姿
(
ばじやうすがた
)
の
武裝
(
ぶさう
)
した
木像
(
もくざう
)
を
拜
(
はい
)
し、これから
別當所
(
べつたうしよ
)
へ
行
(
い
)
つて、
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
の
老體
(
らうたい
)
を
診察
(
しんさつ
)
した。
病氣
(
びやうき
)
は
矢張
(
やは
)
り
疝癪
(
せんしやく
)
の
重
(
おも
)
つたのであつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
其
(
そ
)
の
前年
(
ぜんねん
)
の八
月
(
ぐわつ
)
、
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
が
南都
(
なんと
)
西大寺
(
せいだいじ
)
から
多田院
(
ただのゐん
)
への
歸
(
かへ
)
りがけに、
疝氣
(
せんき
)
に
惱
(
なや
)
んで、
玄竹
(
げんちく
)
の
診察
(
しんさつ
)
を
受
(
う
)
けたことがあるので、一
度
(
ど
)
きりではあるが、
玄竹
(
げんちく
)
は
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
と
相識
(
さうしき
)
の
仲
(
なか
)
であつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
ところが
丁度
(
ちやうど
)
玄竹
(
げんちく
)
に
取
(
と
)
つて
幸
(
さいは
)
ひなことには、
多田院別當
(
ただのゐんべつたう
)
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
が
病氣
(
びやうき
)
になつて、
開帳中
(
かいちやうちう
)
のことだから、
早
(
はや
)
く
本復
(
ほんぷく
)
させないと
困
(
こま
)
るといふので、
玄竹
(
げんちく
)
のところへ
見舞
(
みまひ
)
を
求
(
もと
)
むる
別人
(
べつじん
)
が
來
(
き
)
た。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
英
常用漢字
小4
部首:⾋
8画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画