五月雪消の跡に葉に先立って大きな白い苞を持った水芭蕉の花が、地から湧き出したもののように原を埋めて一斉に咲いた時の尾瀬は、目を驚かすに足るものがある。
こげいろの苞をとりすて、青い、やわらかい、まるい、山の精気にみちた、いきいきとしたやつを、夕食の時、いろりの金網でかろくやき、みそをぬったり、酢をつけたり、油をたらしたりして
“苞”の解説
苞(ほう; 包、en: bract)とは、1個の花または花の集まり(花序)の基部にある特殊化した葉のことであり、苞葉(ほうよう; 包葉、bract leaf)ともよばれる(図1)。この葉が形態的にふつうの葉(普通葉)と変わらない場合は、苞とはよばれない。また狭義には、苞は葉腋に1個の花をつける特殊化した葉を意味する。一方、花序の基部にある特殊化した葉は総苞片、その集合は総苞(involucel)ともよばれる。また、花柄などについている小さな葉的構造は小苞(bracteole, bractlet)とよばれる。
苞(つと)と読んだ場合は、わら(藁)や竹の皮などで作られた食品の入れ物(例: 納豆の苞)、または旅の土産を意味する。
(出典:Wikipedia)
苞(つと)と読んだ場合は、わら(藁)や竹の皮などで作られた食品の入れ物(例: 納豆の苞)、または旅の土産を意味する。
(出典:Wikipedia)