“苞形”の読み方と例文
読み方割合
つとがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月三日の川遊びも山遊びも、始めの趣意は神送りであって、藁の人馬の腹のところを苞形つとがたにこしらえ、その中に数々の食物を入れて野山へ棄てに行くのと
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この草の実は苞形つとがた外殻からに包まれていて、この苞の敏感さは、人間の指さきがどうかした拍子にその肌に触れると、さも自分の清浄さを汚されでもしたかのように急に爆ぜわれて
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)