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なへば
絶頂を
平坦になし、馬の
背の
天険をたのみてこゝに住居し
耕作をもしたるが、
亡びてのち其
灵魂こゝにとゞまりて
苗場の
奇異をもなすにやと
思へり。
絶頂を
平坦になし、馬の
背の
天険をたのみてこゝに住居し
耕作をもしたるが、
亡びてのち其
灵魂こゝにとゞまりて
苗場の
奇異をもなすにやと
思へり。
▲
屋敷村(十九軒) ▲湯本(温泉あり) 此地東には
苗場山天に
聳えて
連岳これにつゞき
しかるに我国
甞火浣布を
作るの
石を
産す、その
在る所は、○
金城山○
巻機山○
苗場山○
八海山その外にもあり。その石
軟弱して
爪をもつても
犯すべきほどの
軟なる石なり。
しかるに我国
甞火浣布を
作るの
石を
産す、その
在る所は、○
金城山○
巻機山○
苗場山○
八海山その外にもあり。その石
軟弱して
爪をもつても
犯すべきほどの
軟なる石なり。
雲脚下に
起るかとみれば、
忽晴て
日光眼を
射る、身は天外に在が如し。
是絶頂は
周一里といふ。
莽々たる
平蕪高低の所を
不見、山の名によぶ
苗場といふ所こゝかしこにあり。