“舎(よ)” の例文
旧字:舍
「何だな、吝臭(けちくさ)え。途中で舎(よ)すようなら始めっから出ねえがいい。お前この節はいやに緊(しま)り家(や)になったな。」と貶(けな)されると
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
「何れそんなことでしょうと存じましたが、これからはもう舎(よ)して下さいよ。私の方の予算が悉皆狂ってしまいますから」
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
遊「余り酷(ひど)い目に遭せると、僕の方へ報(むく)つて来るから、もう舎(よ)してくれたまへな」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「お上さん、お前(めい)の深切ぶりはもう舎(よ)してくんな。俺あ痛くもねえ腹探られて、気色(きしょく)が悪くてならねえ。」
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
『それじゃ舎(よ)しましょう。坊と一緒にいましょう。ねえ、もうお泣きでないよ。お春や、子供は罪のないものだね』というような次第(わけ)で、悉皆御機嫌が直ってしまいました
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「ああ。もうあんな奴の話をするのは馬鹿々々しいから、貴方、舎(よ)しませうよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「ああ、舎(よ)して下さいまし! 名を聞いても慄然(ぞつ)とするのですから」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「お厭なら舎(よ)しましょう」
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)