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膝節
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ひざぶし
ふりがな文庫
“
膝節
(
ひざぶし
)” の例文
いやしくこう笑ってピシリと
膝節
(
ひざぶし
)
の音を立てながらたち上がった時、そのつるりとした男の顔は無気味なあか味をさしていた。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
読
(
よ
)
む
人々
(
ひと/″\
)
も、
恁
(
か
)
くては
筋骨
(
きんこつ
)
の
逞
(
たくま
)
しく、
膝節
(
ひざぶし
)
手
(
て
)
ふしもふしくれ
立
(
だ
)
ちたる、がんまの
娘
(
むすめ
)
を
想像
(
さうざう
)
せずや。
知
(
し
)
らず、
此
(
こ
)
の
方
(
かた
)
は
或
(
あるひ
)
は
画像
(
ぐわざう
)
などにて、
南谿
(
なんけい
)
が
目
(
ま
)
のあたり
見
(
み
)
て
写
(
うつ
)
し
置
(
お
)
ける
木像
(
もくざう
)
とは
違
(
たが
)
へるならむか。
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
延
(
のば
)
し
横
(
よこた
)
へ、
膝節
(
ひざぶし
)
も、足も、つきいでて、
漣
(
さざなみ
)
の
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
読む人々も、かくては筋骨
逞
(
たくま
)
しく、
膝節
(
ひざぶし
)
手ふしもふしくれ立ちたる、がんまの娘を想像せずや。知らず、この
方
(
かた
)
はあるいは画像などにて、南谿が目のあたり見て写しおける木像とは
違
(
たが
)
えるならんか。
一景話題
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
延
(
のば
)
し
横
(
よこた
)
へ、
膝節
(
ひざぶし
)
も足も、つきいでゝ、
漣
(
さゞなみ
)
の
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
その時
膝節
(
ひざぶし
)
を痛めましたものと見える。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
膝
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“膝”で始まる語句
膝
膝頭
膝行
膝下
膝行袴
膝元
膝栗毛
膝掛
膝小僧
膝許