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股
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あし
ふりがな文庫
“
股
(
あし
)” の例文
そこで急いで剣を
抽
(
ぬ
)
いて出ていって切りつけた。剣は怪しい男の
股
(
あし
)
に中って一方の股が落ちた。怪しい男は悲鳴をあげて逃げていった。
阿英
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
松をまた人間に当て
嵌
(
は
)
めるならば車の矢の様に四方に出る枝は睦まじい一家の
団欒
(
だんらん
)
にも比する事が出来ますし、また
釵
(
かんざし
)
の
股
(
あし
)
をなした葉は
何時
(
いつ
)
も離れず連れ添うて居り
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
その時美しい女があってその画舫の窓を
啓
(
あ
)
けてそこに
憑
(
もた
)
れながら
四辺
(
あたり
)
を眺めた。梁は画舫の中へ目をやった。一人の少年が
股
(
あし
)
を重ねて坐り、その傍に十五六の美しい女がいて、少年の肩をもんでいた。
西湖主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
あわてて
掌
(
てのひら
)
で
叩
(
たた
)
きつけたので、もう
股
(
あし
)
が折れ腹が裂けて、しばらくして死んでしまった。子供は懼れて啼きながら母親にいった。母親はそれを聞くと顔の色を変えて驚き
促織
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
股
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“股”を含む語句
股引
股立
太股
大股
刺股
両股
小股
猿股
四股
股間
股倉
洲股
高股
墨股
手股
二股膏薬
股引下
八股
股引穿
股旅者
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