“高股”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
たかもも	85.7%
たかもゝ	14.3%

たかもも

一角だけは、覆面をせずに、野ばかまの高股（たかもも）だち。その側（そば）にいて、鯉口（こいぐち）をつかんでいるのは森啓之助であろう。

鳴門秘帖：01 上方の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

選んで討ち取る暇はない、真っ先に進んだ二人を、袈裟（けさ）に斃（たお）して向こうへ飛び、刀を返すと横一揮！　ガッという悲鳴、仆れたのは、高股（たかもも）スッパリ切られたのであろう。

任侠二刀流 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

たかもゝ

事實、右の高股（たかもゝ）を切られて、跛足だつたには相違ありませんが、異常な體力の持主で、そんな事は見事に征服するだけの自信があつたのです。

銭形平次捕物控：060 蝉丸の香爐 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

高	常用漢字 小２ 部首:⾼ 10画
股	常用漢字 中学 部首:⾁ 8画