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肝玉
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きもたま
ふりがな文庫
“
肝玉
(
きもたま
)” の例文
背後
(
うしろ
)
の
野原
(
のはら
)
さ
出
(
で
)
て
見
(
み
)
た
処
(
ところ
)
で、
肝玉
(
きもたま
)
の
宿替
(
やどがへ
)
した。——あれ
一面
(
いちめん
)
の
霞
(
かすみ
)
の
中
(
なか
)
、
火
(
ひ
)
と
煙
(
けむり
)
に
包
(
つゝ
)
まれて、
白
(
しろ
)
い
手足
(
てあし
)
さびいく/\
為
(
し
)
ながら、
濠
(
ほり
)
の
石垣
(
いしがき
)
へ
掛
(
か
)
けて
釣
(
つる
)
し
上
(
あ
)
がるやうに
見
(
み
)
えたゞもの。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
俺も昔はかなり頭がよかったんだけど、あまり早くから慾にかかったせいかして、
肝玉
(
きもたま
)
が小さくなって相場が当らなくなったんだ。それを助けてくれたのが貴方なんですって……
鉄鎚
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
八木君は、
肝玉
(
きもたま
)
のすわっている方であった。けれども、青白い鬼火がふわふわと宙におどっているのをこんな場所でしかも心細いひとりぽっちで見物したんでは、あまりいい気持ではない。
時計屋敷の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
肝
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“肝”で始まる語句
肝腎
肝
肝心
肝煎
肝要
肝癪
肝胆
肝魂
肝腎要
肝胆相照