“肌襦袢”の読み方と例文
読み方割合
はだじゅばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家主の婆あさんのめいというのが、毎晩肌襦袢はだじゅばん一つになって来て、金井君の寝ている寝台のふちに腰を掛けて、三十分ずつ話をする。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
木綿のさらしにもSFが入るので、あなたの肌襦袢はだじゅばんのために大なる買占めをして一反サラシを買いました(!)では又。かぜを引かないで下さい。
……皿小鉢を洗うだけでも、いい加減な水行みずぎょうの処へ持って来て、亭主の肌襦袢はだじゅばんから、安達あだちヶ原で血をめた婆々ばばあ鼻拭はなふきの洗濯までさせられる。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)