“水行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずぎょう80.0%
すいぎょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……皿小鉢を洗うだけでも、いい加減な水行みずぎょうの処へ持って来て、亭主の肌襦袢はだじゅばんから、安達あだちヶ原で血をめた婆々ばばあ鼻拭はなふきの洗濯までさせられる。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして水行みずぎょうを済してからゆっくり晩飯という段取は、講中には誂向きに出来ているがお相伴しょうばんの私には、千松ほどでなくともなりつらい辛抱でありました。
木曾御岳の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あはれ、殊勝な法師や、捨身しゃしん水行すいぎょうしゅすると思へば、あし折伏おれふ枯草かれくさの中にかご一個ひとつ差置さしおいた。が、こいにがしたびくでもなく、草をしろでもない。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)