“水襦袢”の読み方と例文
読み方割合
みずじゅばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日も阿波守は、水襦袢みずじゅばん馬乗袴うまのりばかまをつけたりりしい姿で、津田の浜のお茶屋に腰をすえ、生れ変ったような顔を潮風に磨かせていた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
船頭しぼりの水襦袢みずじゅばんをつけて帆役や荷方、水夫かこ楫主かんどりが、夜凪よなぎをのぞんでめいめいの部署に小気味よくクルクルと活躍しだす一方には、手形を持って便乗する商人あきゅうどだの、寺証てらしょうをたよりに乗る四国まい
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)