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繋
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つ
ふりがな文庫
“
繋
(
つ
)” の例文
と是から船を出して矢切の渡口へ船を
繋
(
つ
)
け、上へあがり、おしのゝ門口へ参りました、音羽は勝手を存じて居りまするから中へ這入り
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
茶に、黒に、ちりちりに降る
霜
(
しも
)
に、冬は果てしなく続くなかに、細い命を
朝夕
(
あさゆう
)
に頼み少なく
繋
(
つ
)
なぐ。冬は五年の長きを
厭
(
いと
)
わず。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
コイルの一つ(二百三フィートの長さの銅線のコイル)を平たいコイルに
繋
(
つ
)
なぎ、また他のコイルは(前のと同じ長さのコイルで、同種な木の片に巻いた)
ファラデーの伝:電気学の泰斗
(新字新仮名)
/
愛知敬一
(著)
這奴
(
しゃつ
)
いまだ黄金丸が牙にかからず、なほこの辺を
徘徊
(
はいかい
)
して、かかる悪事を働けるや。
将
(
いで
)
一突きに突止めんと、気はあせれども怎麼にせん、われは車に
繋
(
つ
)
けられたれば、心のままに働けず。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
まず、二十艘の火船を先頭にたて、そのあとに、四隻の兵船を
繋
(
つ
)
けた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
仙「ハヽア此の鴻の台は上矢切だ、
此辺
(
こゝ
)
に悪い奴が
匿
(
かく
)
れて居るのかも知れねえ、何か手係りになる事も有ろうから、船を市川口へ
繋
(
つ
)
けよう」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と云われ、二人はワナ/\
慄
(
ふる
)
えて居りますと、此の時矢切の
渡場
(
わたしば
)
へ舟を
繋
(
つ
)
けて
上
(
あが
)
りましたのは荷足の仙太でございます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
繋
漢検準1級
部首:⽷
17画
“繋”を含む語句
繋留
繋綱
珠数繋
有繋
繋縛
繋合
関繋
繋累
船繋
三繋平
繋船
繋縄
繋辞
数珠繋
繋船場
繋留所
連繋
馬繋
聯繋
駒繋
...