縱波たてなみ)” の例文
新字:縦波
其振動そのしんどうぶりは、最初さいしよ縱波たてなみくらべてやゝ緩漫かんまん大搖おほゆれであるがため、われ/\はこれをゆさ/\といふ言葉ことば形容けいようしてゐる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
震原しんげんちか場合ばあひには縱波たてなみおよ毎秒まいびよう五粁ごきろめーとるはやさで進行しんこうするのに、横波よこなみ毎秒まいびよう三・二きろめーとるはやさで進行しんこうする。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もつと具體的ぐたいてきにいふならば、初期微動しよきびどう空氣中くうきちゆうける音波おんぱのような波動はどうであつて、振動しんどう方向ほうこう進行しんこう方向ほうこうとがあひ一致いつちするもの、すなは形式けいしきからいへば縱波たてなみである。主要動しゆようどうはそれとことなり横波よこなみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)