“たてなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縱波50.0%
縦波50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其振動そのしんどうぶりは、最初さいしよ縱波たてなみくらべてやゝ緩漫かんまん大搖おほゆれであるがため、われ/\はこれをゆさ/\といふ言葉ことば形容けいようしてゐる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
震原しんげんちか場合ばあひには縱波たてなみおよ毎秒まいびよう五粁ごきろめーとるはやさで進行しんこうするのに、横波よこなみ毎秒まいびよう三・二きろめーとるはやさで進行しんこうする。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もつと具體的ぐたいてきにいふならば、初期微動しよきびどう空氣中くうきちゆうける音波おんぱのような波動はどうであつて、振動しんどう方向ほうこう進行しんこう方向ほうこうとがあひ一致いつちするもの、すなは形式けいしきからいへば縱波たてなみである。主要動しゆようどうはそれとことなり横波よこなみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
音は空気が圧縮と膨脹とを交互にうけた波、即ち縦波たてなみである。それで音を出しながらこの方法で瞬間写真をとると、音波の形をはっきり見ることも出来る。
「茶碗の湯」のことなど (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)